2019北海道ツーリング4日目 豊富から美深 ~大人?の社会見学~

鉄骨のある屋内施設で、積まれた大型ブロックに囲まれた金属製の実験装置 北海道ツーリング
俺の戦闘力は2万テラベクレルだ!!

昨晩は深夜の冷え込みが凄まじく、やや寝不足気味。
モンベルの♯3では力不足な事から外気温が0℃程度まで下がった様子。

サイトの東側に小高い山があり、朝方の日当たりがよろしくないですね。
撤収時、テントの結露を何度拭き取っても新たな結露が発生し難儀しました。
もっとも無料のキャンプ場ですので、なにも文句はありません。

幌延の【ふるさとの森 森林公園キャンプ場】。
街の近くのキャンプ場ですが、静かでキレイで快適でした。

大規模草地牧場

さてキャンプ場を撤収し、朝一で向かったのは「豊富町営 大規模草地牧場」。
舗装道路脇の低い柵と電柱の先に、青空の下でなだらかな草地が広がる
アルミパニア内で一晩冷やされたカメラはバッチリ結露しました(T_T)

こちら、どれくらい大規模な牧場かというと敷地面積が1500ha。
関西国際空港が1060ha、成田空港が1137ha・・・Σ(;゜0゜)
オートバイの風防越しに、緑の丘陵を縫う舗装道路と雲の多い青空が見える
ちなみに東京ドームにして約320個分だそうです。
まあ関西人の私には東京ドーム指数はさっぱり理解できませんが。

牛横断注意の標識。
牛横断注意の標識が立つ草地の道路脇、前方に丘へ続く舗装道路が伸びる
珍しいタイプですね。白牛?

牧場らしく牛の群れに遭遇。
牧草地に白黒の牛が多数寝そべり、柵の向こうに緑の丘と雲の多い空が広がる
一頭の牛が鳴くと他の牛も次々に鳴きます。
過積載の不審者を警戒しているのでしょうか。


緑あふれる道で朝駆けを満喫し、再び幌延に戻ります。
北海道の形と「NORTH LATITUDE 45°」の文字が入った丸いマンホール蓋

ゆめ地創館で社会見学

日本原子力研究開発機構 幌延深地層研究センター ゆめ地創館へ。
オレンジ色のゆめ地創館の看板と、木々の奥に見える円筒形の展望塔
円柱形の展望塔が屋上に立つ茶色の広報施設と青空、手前の駐車場
研究所併設の広報センターで社会見学です。

原子力発電に伴って発生する高レベル放射性廃棄物。
これを高温でガラスと混ぜ合わせ、専用の容器に封入したものがガラス固化体。
緑色の解説パネル前に置かれた、黒い上部の円筒形ガラス固化体模型
1本500kgのガラス固化体はまるで電池のお化けのよう。

どんどん増えるけんどもどうするべコレ?
って事で2000年に成立したのが「特定放射性廃棄物の最終処分に関する法律」
乱暴に要約すると「比較的環境の安定した地下深くに放射性廃棄物を埋めるべよ。」
ってわけで各種のノウハウを獲得する研究・開発をせねばなりません。

そこで坑道を実際に掘って様々なデータを収集しているのが幌延の研究所。
展望台から見下ろす白い研究施設群と、周囲に広がる緑の丘陵

最終的に地下500mぐらいまで掘ってみる模様。
地下500メートルまでの深さを示す展示パネルと、立坑を表す縦長の模型
ちなみに諸々の条件を満たせば実際の坑道を見学可能とのこと。
( ^ω^)・・・ぜひ見てみたかった。

さて件のガラス固化体ですが、日本に保管されているのが現在約25000本。
製造直後のガラス固化体は即死レベルの放射線を放っています。
そしてその表面温度は200℃以上。発熱量にしておおよそ2300W。
だもんでガラス固化体はまず50年ほど冷却されます。

冷却されたガラス固化体はオーバーパックという金属容器に密封されます。
厚さ19センチと説明された金属製オーバーパック容器の断面展示
1000年間は密閉を保持できる耐久性が必要なんだとか。
19cm厚の容器はゴジラが踏んでも大丈夫?

地下深くに安置したオーバーパックをさらに緩衝材で保護。
金属容器の周囲を角形の緩衝材で囲む地層処分の大型模型展示
緩衝材の素材はベントナイト。猫砂にも使われる身近な素材ですね。
水分を吸収し膨張する特性を利用し、地下水との接触や流出を防ぐ目的で用いられます。

ガラス固化体の放射能は経過年数に従って減少します。
放射能が20000分の1まで減少すると天然のウランと同程度になるそうです。

しかしそのためには数万年の期間が必要。
数万年先の事など誰も保証はできません。
そもそも人類はあと何年存続し、あと何年文化・文明を維持できるのか?

あまりに遠大な計画に根本的な疑問もなくはなく。
原子力の恩恵を受けている身としては複雑なものもあります。

べこちちFACTORYと音威子府の駅そば

思いのほか興味深い施設で有意義な見学時間を過ごしました。
幌延を後にし、北海道的な景色を楽しみつつ南下。
バイクの風防越しに続く細い砂利道と、草地や木々の広がる北海道の田園風景

べこちちFACTORYで小休止。
緑の屋根のべこちちFACTORY店舗前に、荷物を積んだバイクとのぼりが並ぶ

自社牧場の牛乳から製造しているというソフトクリーム。
べこちちFACTORYの店先を背景に、手で持ったハスカップジャム入りソフトクリーム
溶けやすく後味さっぱりで上品な味でした。ミルクジェラートっぽい?
トッピングしたハスカップジャムも甘酸っぱくて〇

順調に南下し音威子府村へ到着。
音威子府村は日本におけるソバ栽培の北限の地です。

ということで昼食は音威子府駅の常盤軒で駅そばです。
白い丼に入った黒いそばとつゆ、刻みネギ、丼の上に渡した割り箸
見た目の黒さとは裏腹に親近感のあるお味。
しっかりした味がありながらも重たくはなく、サクッと完食。

食後は「道の駅 おといねっぷ」でハスカップ羊羹などを購入。
その後「写真家 小原信好写真展」を拝見し出発。
道の駅にTVの撮影クルーが居たが、どこのTV局だったのだろうか?

トロッコ王国

音威子府を南下し美深へ。
美深町の東にある「トロッコ王国」に入国。
赤い屋根の木造受付棟の前に水色のベンチが並ぶトロッコ王国の入口広場
かつての日本一の赤字ローカル線・美幸線の廃線跡をトロッコで走行できる施設です。

往復10kmを原動機付きのトロッコで30分~40かけて疾走します。
白樺並木と草地の間をまっすぐ延びる線路、夕方の低い光が差す沿線風景
トロッコは意外に加速の効く車体ですが、あっけなく頭打ち。
プアなブレーキと相まって牧歌的な乗り物です。
しかしマッサージチェアもたじろぐ振動で満腹時の乗車はおススメ出来ませんw

短い距離ながら風景の変化もありなかなか楽しめます。
動物の糞が点在していたり、なぜか鮭が一匹落ちていたりと自然を身近に感じられましたw
木立に囲まれた砂利敷きの線路と、奥へまっすぐ延びるレールに落ちる人影
おっさんが一人で夕日を浴びながら走る光景はかなりシュール。

羊乳ソフトと美深キャンプ場

北に引き返して「道の駅 びふか」へ。
道の駅びふか双子座館の入口、掲示物や旗、巨大なかぼちゃが並ぶ外観

お目当ての世にも珍しい羊乳のソフトクリーム。
屋内で手に持った白いソフトクリーム、背景に掲示物と青いベンチ
後味さっぱりながら独特の風味とほのかな塩分を感じます。

道の駅の裏手にある「森林公園びふかアイランド」のキャンプ場にチェックイン。
木立の芝地に停めた荷物付きの黒いバイク、奥にログハウスが見える敷地
乗り入れ可能で設営楽ちん。

隣接の美深温泉でさっぱりした後は焚火でまったり。
夜の木立の中に張ったテントと焚き火、左側にバイクのシルエット

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