「ツーリング拠点マップ」という地図サイトを作っています。
まだ工事中で、トップページには工事中の看板しか出ていません。
作り始めた理由を先に書き残しておきます。
三年後の自分が「なんでこんな面倒なものに手を出したんだっけ?」と首をかしげるのが目に見えているので。
バイクはわりと停める場所で詰む
2017年の東日本ツーリングで松島に寄ったときのこと。
遊覧船の時間に間に合うよう仙台を出たはずが、バイクを停められる場所を探してウロウロしているうちに船が出航し、一便遅らせる羽目になりました。

このように観光地に着いてから駐輪場を探すと、楽しくない時間を過ごすことも多いです。
駐輪場に辿り着いても利用できるのは自転車だけ、125ccまで、なんてことも。
うろうろ探し回ったあげく面倒くさくなって目的地を諦めたことも、一度や二度ではありません。
駐輪場に行ったら「駐車場へ行け!」と言われ、駐車場に行ったら「駐輪場に行け!」と怒られたなんてこともありました。
①自転車・②原動機付き自転車・③バイク
思えば全部をひっくるめたり、めたなかったりの「駐輪場」という呼称が大変によろしくない。例えば①②は駐輪場で③はバイク駐車場という明確な呼称の区別があれば、そしてソレが一般化していれば随分と受けるストレスも違うのかもしれません。
想定外の事態で予定が崩れる
2019年の北海道では、積丹半島の駐車場で電話が鳴りました。
相手はフェリー会社。

「今晩の便は予定通りに出航しますが、バイクの積載はできません。」
台風でした。日本海が荒れるのでバイクを固縛しきれない、という判断。
その場で地図を広げ、帰路を丸ごと組み直しました。
帰宅日はずらせなかったので結局は自走距離ベースで500km余分に走りました。
今となっては良い思い出、それも旅の醍醐味ですが、当時の天候や現在位置などのタイミングによってはどこかで一泊したり時間を調整する必要があったでしょう。

こういうのは特別な不運ではなく、長い旅では毎回どこかで起きます。
雨、通行止め、渋滞、そして自分の体調。
2018年にはなんとなく体調が思わしくなく、ネットカフェで予定外の仮眠を試みました。
ネットカフェ童貞の私がすました顔で適当に選んだ個室は驚きの狭小具合でした。
結局その晩は一睡もできませんでしたので、次の日も予定より早い場所で急遽の宿をとりました。

バイク旅において予想外・予定外は大きな問題ではありません。
わざわざ車より不便で危険な乗り物を選択したのがバイク乗りです。
バイク乗りたるもの、いつ何時もニヒルな笑みを浮かべる余裕は欲しいところです。
などどカッコを付けていますが、2018年の北海道では日程があと数日ズレていたら大規模停電で北海道に閉じ込められるところでした。予想外ってレベルじゃねえぞ!
気付いたら手元に資料が溜まっていた
詳しくもないのに日本の様々な地域に興味があります。
地域の食文化・名産品・名湯・名所・名勝・名城・寺社仏閣。
地図を眺め、道を繋ぎ、1日の終わりに転がり込む地域を決める。
漠然と旅の計画を練るのも、旅そのものと同じくらい楽しい作業です。
しかし困ったことに時間単位で行動を固定される予約などは好きではありません。
必然的に興味が向くのは時間解像度の低い行動を許容してくれる施設です。
駐車場のあるネットカフェ。受付不要のキャンプ場。
調べては記録し、調べては記録し、そんな事を何年も続けていたら結構な量になりました。
ただ、自分用のメモとしては十分でも、他人に見せられるようなものではありませんでした。
住所の書き方はバラバラ、いつの情報かも分からない、そもそも自分にしか読めない略記が混ざっている。
自分のためだけに情報整理するのもモチベーションが続かないな、と思ったのが始まりです。
それで地図にすることにした
やりたいことは単純で、バイクで移動するときのハードルを少しだけ下げること。
停める、泊まる、休む。その三つだけを地図に置きます。
今の時代は便利なものでスマホで簡単に検索ができます。
そして大抵の事は一般的な情報収集で事足ります。
ですので私の作ろうとするWEBサイトは広く需要のあるコンテンツではありません。
刺さる人に刺さればそれで良いと考えています。
コンビニの駐車場でバイクに跨がったまま、定食屋で注文後の待ち時間、日没を見送った海岸道路の路肩、その時々の「さて、どうしたものか」に答えるコンテンツになればと思います。
現在はデータの整備中で、地図そのものは非公開の検証用ページで動かしています。
公開できる形になるまでには、まだしばらくかかりそうです。
次回は、その地図をどう作るかで悩んだ話を書きます。


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