2017東日本ツーリング3日目 仙台~松島~南相馬~会津若松

東北ツーリング
かしまの一本松

朝、ホテルで目を覚ますと雨がシトシト。
しばし旅程を思案するも、予定通り松島へ向かうことに。

松島の遊覧船の始発が9:00
仙台からの移動に1時間として8:30には到着。
そんな腹積もりで出発したのだが、現実は甘くなく。

まだ8時にもなっていないのに通勤ラッシュで至る所で渋滞。
月曜日で雨だからなのか、とにかく車だらけで牛の歩みである。
結局は高速入り口まで1時間もかかってしまった。
大都会仙台おそるべし。

遊覧船の次発10:00に間に合いそうなタイミングで松島入り。
しかし、バイクを駐輪できる場所を探してウロウロしているうちに微妙な時間。

おまけに夕立のような勢いで雨が降ってきて、なんだかちょっと白けてしまった。
土砂降りの遊覧船ってのは面白くなさそうなので、結局もう1便遅らせることに。

雨宿りがてら阿部蒲鉾店で笹かまぼこを焼く。
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そういや笹かまぼこを焼いて食べたのは初めてかも。

続けざまに『ずんだ餅』に『ずんだシェイク』。
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ずんだのハッピーセットやぁ~。
などとはしゃいでいたが、実際は甘みのWライダーキック。
本場のずんだってかなり甘いのね。

11:00の遊覧船が出発する頃には雨は止みそうな気配。
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どんよりした空気感ではあるが松島観光を楽しんだ。

船上ではカモメへの餌やりは禁止されている。
のだが、カモメたちは船に近付いてくる。
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おそらくは食べ物が貰えたらラッキーくらいの感覚らしく、
こちらにその気が無いと見るや早々に離脱していく。
その様は空中給油をする戦闘機の様でもある。

陸に戻ればもう正午。
昼食といくにも、先ほどのWずんだがいまだに圧倒的存在感。

軽めの食事という事で『磯焼なかさと』で買い食い。
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大粒の焼き牡蠣。
生っぽさは無いが瑞々しいという絶妙の焼き加減で旨し。

これまた大きいサザエ。
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食べ応え十分。旨し。

食後は高速で南下し福島県相馬市へ。
相馬からは一般道で南相馬を目指す。

除染作業中の立て看板や、浪江方面二輪車通行禁止の看板。
仮設住宅群に広大な空地とメガソーラー。
海岸線の真新しい堤防。
そして海辺で視界に入る車両がすべてダンプカー。
道中の風景には色々と思う所があった。

不自然に何も無い土地を走り抜け『かしまの一本松』へ。
陸前高田の奇跡の一本松と同じように震災による津波を生き延びた松。
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写真の右側が海。道路標識の曲がり方はやはりそいういう事なのだろうか。

なお、この松は2017年末に伐採されていて、
地元住民の表札として使われるとのこと。

南相馬からは会津若松を目指し山側へ。
磐梯吾妻スカイラインを走るべく山を登っていると濃厚な硫黄臭。
むむむ、これは名湯の予感!

ほどなくして温泉施設群が見えてきた。
予定外ですがこれは立寄らないわけにはいきません。
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高湯温泉 共同浴場あったか湯
シャンプーの類はございませんが、お値段なんと250円。

こちらの施設、駐輪スペースがきっちり用意されています。
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グレーチング対策のスタンドプレートもあり良心的。

共同浴場のすぐ脇にある源泉。
これを加温・加水なしの源泉かけ流しで引いているとのこと。
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洗い場は狭く、カランのみのシャワーなし。
ですが、湯はしっかりと白濁した新鮮な温泉・・・
ふぅ。最高。皆さん、ここオススメです。

ヘルメット内に充満する硫黄臭・・・最高!
上機嫌なまま磐梯吾妻スカイラインを走る。
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非日常的景色が楽しめる浄土平で小休止。

やはり日が暮れ始めるとかなり冷え込んできます。
しかたがないね。東北だもの。
しかし、高湯温泉パゥワーでおじさんは無敵状態なのだ!
グリヒぽちっとな。

完全に日は暮れたが無事に会津若松へ到着。
夕飯は・・・会津と言えば馬肉。
と脳内の山岡さんが申しますので『馬力本願』さんへ
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馬骨スープに馬肉チャーシューなラーメンを提供するお店。
なお姉妹店にはトルク本願があります。嘘です(=∀=)

馬味噌ラーメンに馬刺しにバジルユッケ。
ちなみに馬刺しは速攻で食べた。
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ラーメンは確かに豚骨でも牛骨でもないお味。かと言ってクセや臭みもなく、乙です。
会津の馬刺しは辛味噌を付けて食べるのが特徴ですな。

さらに追加で馬肉のネギチャーシュー。
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赤身のしっかりした噛み応えとたっぷりのネギで精が付きそう。

身体もしっかりあったまり今夜の宿『ホテル・アルファ-ワン会津若松』へ。
バイクを指定場所に止めチェックインするもまだまだ全然元気。

夜型人間パワー+馬肉パワーを持て余し、ホテルから近い『富士の湯』へ。
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こちら天然温泉ながら入浴料450円のスーパー銭湯。
海外製のフレームプールを転用したような湯船があったり、
浴室の壁にオーナーの友人が撮った写真がデーンと並べられていたり、
なかなかに個性的な物件。

なにより驚愕するのが、いかにも建て増しされた感のある竜宮御殿。
白を基調にした広い空間に、壺湯やらの個人浴槽がこれでもかと並べられています。
その光景はSF的ですらあり「ん・・・ここ何屋さんだったけ?」と変な笑いがでました。
お風呂好きな方はもちろん、パラダイス物件がお好きな方も是非一度。

個性あふれるお風呂に満足し、ホテルに帰って就寝。

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