昨晩クリオネキャンプの温泉に浸かり上機嫌で眠りに付きましたが、
早朝に目をさますとまたしても、またしても雨が降っている気配。
出発準備をし朝風呂に入り例によってダラダラと様子見。
するとチェックアウト時刻に合わせる様に雨が弱まって出発。
クリオネからほど近くの「天に続く道」「名もなき展望台」と呼ばれているスポットに。
以外なことに観光バスとかちあいました。
実はメジャーな観光スポットなのでしょうか。
超が付く曇天なので感動の景観とまではいかなかったのが残念。
海沿いの道に戻りオシンコシンの滝へ。
ここでも数台の観光バスが止まっているタイミングで到着してしまいました。
北海道に上陸して初めて人波に囲まれる状態になり、不思議と違和感を感じます。
はたして自分は観光客なのか旅人なのか。
滝に続いて知床峠に向いますが、その峠がまさかの路面凍結で通行止め。
しかしなんとなく、もう間もなく通行規制が解除されそうな気配が。
時間つぶしも兼ねてカムイワッカ湯の滝に寄り道することに。
カムイワッカ湯の滝はその名の通り流れ出た温泉が川となって流れていて、
自己責任にて滝壺付近での入浴も出来るというなんともワイルドな秘湯。
せっかくなので一の滝まで登って入浴を試みる。
しかし蒸気モウモウの見た目に反し、湯温は30度にも足りない感触。
あえて身体を冷やす道理も無いので入浴は諦めた。
ちなみに湯の滝に行くにはダートを10kmほど走る必要がある。
フラットダートなのでオンロード車でも問題ないがSSは厳しいかも。
知床自然センターまで戻り昼御飯。
エゾシカ肉を使った鹿肉ハンバーガーを食す。
うまし。
鹿肉パテはなんのクセも違和感もない味。
たぶん黙って普通のハンバーガーとして売っていれば誰も鹿肉とは気付かない。
駐輪場に戻って改めてバイクを眺めると泥汚れがかなり酷い。
まあ雨で濡れたダートを往復20kmなので仕方がない。
改めて知床峠に向かうと予想通り通行規制は解除されていた。
しかし峠に進入してすぐにコレなので凍結も納得。
部分的に凍結路面が残っている事を想定し、トラコンの設定を変えようと路肩に停車。
するとタイミングよく突風がきてバランスを崩してしまった。
ああ遂に北海道初の立ちごけをしてしまった。
もっとも荷物満載状態でも火事場の何とやらで車体は問題なく起こせた。
しかし泥まみれのフレームを鷲掴みにしたので塗装がガリガリと削れた。
車体を確認後、再び峠を走りてっぺんに到達。
しかしこの場所もひどかった。先ほどの突風など可愛いものである。
あまりにも風が強く、バイクを支えているのがやっと。
迂闊に動けば即転倒という状況。
標識はブルブルと揺れ、バイクのスクリーンはもげそうになり、
おばちゃんの髪の毛はX軸方向にスーパーサイヤ人である。
風速は20mほどだろうか?気温は2℃。どんどん体温が奪われる。
強風に抗い、息を切らし、冷や汗をかきながらながら、少しずつバイクを移動。
どうにかかこうにか脱出に成功し下りに突入。
山陰に入れば風はまだまだ強いものの、油断しなければ大丈夫といった具合だった。
峠の暴風で時間を食われたが体温も食われたので「羅臼温泉 熊の湯」へ。
熊の湯は地元の方々が維持管理をされている無料の露天風呂。
無料と言っても寸志の箱があります。地元民以外はいくらか投入しましょう。
それと入浴マナーの悪い人はもれなくジモティーに怒られます。
温泉はいかにも身体に効きそうな見た目ですが、湯温がもう滅茶苦茶に熱いです。
地元の方は慣れた様子で入浴しますし、勝手に水で薄めると怒られます。
観光客のリアクションは、まさに熱湯コマーシャルです。
まぁこの日は地元の漁師さんも「あちぃ!!」って叫んでましたがw
源泉掛け流しの白濁した湯と川辺の雰因気。良いカンジの秘湯でした。
身体もポカポカになり、機嫌よく羅臼に下ります。
ふらっと漁港に寄り道してみると外国の様な光景。
羅臼にはヒカリゴケという天然記念物が存在し、気になりますが時間の都合により出発。
標津町(しべつ)に入るとサーモンパークなる施設を発見。
(千歳の同名施設と区別するためか標津サーモン科学館に改名されています)
施設はあいにく閉館時間となっていましたが、流石はサーモンの街だと感心。
本日の最終目的地である野付半島に日没直前に到達。
海水の侵入により立ち枯れた林が独特の景観を作っています。
この日は野付半島にあるクレイジーマッハというライハでお世話になりました。
そしてこのクレイジーマッハのオーナーさんは実は高野山に縁のある御方でした。
遠方の地で身近な地名が出てくるとビックリしますね(笑)
夜は「公衆浴場くすのき」へ。
銭湯なのにカランまで温泉で良いお湯でした。
(現在はリニューアルされて、オホーツク温泉 ホテル楠となっているみたい)
以下グーグルマップ
コメント