浜頓別のクッチャロ湖畔キャンプ場でのテント泊。
深夜にはテント周辺でガサゴソと動物の気配。
静かになったと思ったら雨が降り始め、日が昇るとカラスがうろちょろ。
そんなこんなでちょくちょく目を覚まし、寝たような寝ていないような。
雨が止んだ隙にテントと寝袋を乾かしながら朝食。
セイコマのちくわパンとコーンパン。
名称そのまま想像通りのお味。
そしていかにも怪しい空模様の下で撤収作業を終えて出発。
走りだして30分と経たず強めの風とともに雨が。
さて困ったと思いつつもマイナーな方の神威岬に寄り道。
なんとなく物悲しい岬の風景をぼんやり眺める。
気温一桁の雨風に負け、グリップヒーターを最強にして再出発。
南下を続け枝幸町に入るといよいよ本降りの雨。
やむを得ず街を徘徊し、ホームセンターを探す。
見つけたツルヤで長靴と厚手の靴下、水産ゴム手袋と貼るカイロを調達。
荷物が増えるがやむを得ない。
完全雨装備で走行を続けるが、どうにも身体が冷えてきたので休憩。
道の駅 「マリーンアイランド岡島」でだいぶ早めの昼御飯。
海の幸ラーメンとハムカツ、うにおにぎり。
カロリー万歳。そして店員さんカワユス。
その店員さんから食後の自分に「今日は寒いから存分に休憩していってね。」
と、にこやかにお声がけをしていただいた。
雨の中を走って来たライダーを不憫に思ったのだろう。
冷えた体に優しさが沁みるぜ。
お言葉に甘え、テーブルでゆっくりとルート策定。
このままオホーツクの海岸線を走るか・・・
山側の音威子府(おといねっぷ)方面に転進するか・・・
いずれにせよ雨中の走行だが海側は寒く、山側は濃い霧が出ている可能性…
どこまで行っても結局は雨。結論が出ないまま外を眺める。
いつの間にか昼時で客が増え始めた。
なんとなく海沿いでいいやと納得して出発。
南下すると徐々に雨足は衰え、
雄武(おうむ)→興部(おこっぺ)と流れ着く頃には雨が止んだ。
このまま道の駅「おこっぺ」で泊まってしまおうか悩む。
時間はまだ15時。欲張って西興部方面へ。
山道の途中の分岐に「パンケの滝入り口まで2km」の看板。
面白そうだと思いその舗装林道に突っ込んでみる。
そして2kmほど進むと現れる「パンケの滝まで2km」の看板。
なるほど。やられた。
なんだか釈然としないが乗りかかった船なので突き進む。
今度は完全な未舗装路で道幅は車一台分。
フラットダートと玉砂利を10cm厚ほどで敷き詰めた道とが交互に現れる。
アドベンチャーバイクとは言っても重量車。ふかふかの砂利道はけっこう神経を使う。
それに道の両側はヤブ。もしヒグマと遭遇しても逃げようがない状況…
結局1kmほど進んだ所で引き返す事にした。
再び西興部に向かい、そこから滝上の芝ざくら滝上公園へ
日本最大規模と言われる芝桜をしばし堪能。
しかしまたしても雨が降ってきたので出発することに。
滝上から東に進み紋別に辿り着く。
なにげない空き地にSLが置かれていたので記念撮影。
この空き地の向かい側にはライダーチャリダー共和国という食堂兼ライハがある。
あちこちに看板を出してPRしているようで、北海道の北東側で多数の看板を目撃していた。
なので本日の寝床と当て込んでいたのだが、タイミングが悪かったようで無人だった。
まあ文句を言える立場でもなし。諦めて別のライハを調べるがどうにも情報が少ない。
結局20kmほど北の興部に戻り、「道の駅 おこっぺ」にご厄介になった。
興部にはルゴーサエクスプレスという客車を改造した簡易宿泊所が設置されており、
道の駅で手続きをすれば、なんと無料で利用可能。
興部は旅人に優しい街なのである。ありがたや~(*-ω人)
以下グーグルマップ
コメント