2017九州ツーリングその3 いぶすきって難読すぎません?

九州ツーリング
こういうのが良いんだよ

朝、九州に台風が接近しつつあり、なんとも微妙な天気。
ま、なんとかなるさね。鹿児島市から南に向け出発。
雨が降ったり止んだりする中を走り指宿市内に。

流石は全国区で有名な温泉地。
道もたいして広くもないのに観光バスが多い。
交通の流れが少々悪い。

指宿と言えば砂蒸しだけど、雨天では気分的にどうもね。
ということで中心地からすこし離れて鰻温泉に。

鰻温泉の集落に入ると温泉の蒸気があちこちに。
こじんまりとした集落は平日ということもあり閑静。
それがまた情緒ある雰囲気で良い。

そしてスメと呼ばれる温泉蒸気を利用した蒸し器が屋外に点在。
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スメは各家庭に装備されているとかいないとか。
いつでも地獄蒸しができるとかマジ羨ましい。

目的の『区営鰻温泉』は入湯料200円。
設備は最低限。だがそれが良い。
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緑がかった熱めの硫黄泉を堪能。
この値段で毎日温泉に入れる現地の人が羨ましい限り。

脱衣所内の金属は硫化水素の影響で腐食がみられる。
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電化製品も壊れやすいと聞くし温泉地にもデメリットがあるのよな。

入浴後には熱々の温泉卵を。
やはり本物の温泉卵は美味い。
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区営鰻温泉では、まず温泉卵を注文してから入湯。
すると卵が入浴中に調理され、退場時に手渡されるというシステム。
これで作り置きなしの出来立てが食べられるって寸法。
無茶苦茶に熱いけどな!

どんよりした空の下、指宿からは40kmほど東にある枕崎を目指し走行。
開聞岳と海を見ながら走る道中は快走路。
スカッと晴れていれば最高に気持ちよいだろう。

『南薩地域地場産業振興センター』へ行き枕崎ステッカーなどをゲット。
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枕崎ならやはりカツオなのだが、残念ながらここの食堂は閉鎖されていた。

ということで近くの『魚処 なにわ』さんへ。
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枕崎名物の郷土料理である「かつおビンタ定食」を食す。
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「びんた」とは薩摩の言葉で頭を意味し、今日のビンタの語源になっている。
すなわち「かつおのびんた」はかつおの頭の事。
鰹節製造などで余るカツオの頭を味噌煮にして食べるわけですな。

カツオの頭って大きいので骨も多いけど可食部も多く、かなり食いでがあります。
骨を除けながら食べるので時間がかかるのが難点でしょうか。

食後は休憩がてら台風情報などを検索。
やはり大隅半島に渡るフェリーは欠航。
ルートを北側に練り直し、本日のお宿を宮崎市内に手配。

北に向かう道すがら『知覧特攻平和会館』へ。
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諸々の感想は置いておくとして、メンタルはそこそこ削られます。
無責任で軽薄な意思決定層がクソみたいな精神論ろ現実逃避に走って現場や若者をすり潰すという悲劇。
そういう視点で見ると日本って反省しないよね。とさらに暗い気持ちに・・・

駐車場そばの売店で紫芋アイスを食らいメンタルを癒すなど。
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知覧から離れ霧島に近付く頃には台風の影響でかなり強い横風が。
さらに宮崎県に入ると日没と共に猛烈な雨。
豪雨ってレベルじゃない豪雨。

もうマジで前が見えないし、車線と路肩の区別も付かない。
けど高速道路上なので迂闊に停車するのも危険。

前が見えないからって対向車がことごとくハイビーム。
こっちは眩惑くらって暗順応も滅茶苦茶。
もうマジ迷惑。対向車の事もちょっとは考えてほしい。

なんとか直近のインターチェンジまでなんとか到達する。
そこから先の高速道路は通行止めで、どのみち下道だった。

ヘルメットの内装まで水浸しになる頃、宮崎市に到達。
宮崎市の南側では避難指示が発令されていた( ^ω^)・・・

ホテルにチェックインすると雨は小康状態。
豪雨下の走行でアドレナリンが出てしまい寝れそうもない。
少し歩いてスーパー銭湯の『極楽湯 宮崎店』へ。
ひとしきり温まった後は宮崎の繁華街をウロウロ。

『地鶏もも子 本店』なるお店で食事。
宮崎らしく鶏の炭火焼きと鶏のたたきを注文。
お値段がちょい高いめかな?と思いつつ、
だけど地鶏ならまあこんなもんか。とも思った。
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ところがぎっちょん、一皿を2~3人でシェアするタイプの量だった。
なんとか完食するも鶏だけでお腹いっぱい。
とても美味しかったのだけれど。

店を出ると待ってましたとばかりに再び暴風雨。
展開した傘が5秒で死亡。
コンビニでビニール傘2世を調達しホテルへ帰った。

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