朝、船に揺られながら起床し、フェリーの甲板から朝日を拝みます。
朝風呂に入り、船内のバイキングで朝食を摂り、だらだら荷造りを開始。
そうこうししていると船は志布志港に到達し接岸を始めました。
無事に志布志上陸を果たすも計画らしき計画もなく、しばし途方に暮れます(笑)
時間がない→フェリー乗船中にプランを練ろう→しまった!乗り物酔いだ!→寝よう。
毎度のパターンですね。数年前に九州に上陸した時も結局ノープランだったし。
思案の結果、まずは都井岬へバイクを走らせます。
野生馬が生息する事で有名な都井岬。
道路上で普通に馬の集団や馬糞に遭遇します。
特にブラインドコーナーでは注意が必要。
灯台近くの売店はあいにく休業日でした。
都井岬ステッカー。・・・めっちゃ欲しい(´・ω・`)
気を取り直し、日南海岸ロードパークを北に走り南国気分を味わいます。
途中、海水で芋を洗うという文化を持つ猿の個体群で有名な幸島を遠目に観察。
さらに南郷まで北上し、再び志布志に向かいます。
ちょうど昼御飯といったタイミングで志布志に帰り付きます。
君ら、どんだけ「しぶししぶし」言うんかと。
昼御飯は志布志市役所の近くにあるマルチョンラーメンさんへ。
見せてもらおうか。鹿児島ラーメン王(2015)とやらの実力を。
席につくとまずは漬物とお茶が配膳されます。
うーん異文化だなと感慨にふけっていると、程無くしてラーメン登場。
ふむ、もちっとした麺に豚骨ながらも透明感があるアッサリと甘めのスープ。
存在感のあるチャーシューに多めのネギ。それと麺にあわせた太さのモヤシ。
薄味の濃い目といった印象のトータルバランスに優れた味わい。うまし。
食後も志布志湾を反時計回りに走り、次の目的地へと向かいます。
湾内には社会の教科書でおなじみ?の志布志国家石油備蓄基地があり、その広大さに驚きます。
さらに山道を進んでいると遠目に巨大なパラボナアンテナが見え始めます。
山間に掛かる橋には人工衛星を模した装飾が付き、なにやら宇宙の香りが(笑)
志布志市街から走ること1時間、JAXA内之浦宇宙空間観測所へ到着。
ゲートで簡単な記帳を済ませ入場。
糸川博士の銅像が迎えてくれます。
ワンダバな配色のロケットと記念撮影。
約30年前に日産が製造していたM-3Sロケット。
ペイロードは300kg。上司3~4人を事務机ごと打ち上げ可能です。
巨大なアンテナとも記念撮影。
アンテナ裏側はキノコのような構造。
大型ロケット発射台。
小惑星探査機「はやぶさ」が打ち上げられた発射台ですね。
残念ながらこの日は間近までは行くことが出来ませんでした。
隣接する宇宙科学資料館で様々な展示を見学。
しげしげと資料を見ているとあっという間に良い時間に。
自動販売機で宇宙食を購入し出発。
九州本島最南端にして本土最南端の佐多岬。
時間配分に無理があるものの、やはりライダー的には行っておきたかった場所。
国道269号がテンポよく走れない道で、結構な時間が掛かってしまう。
時刻は17時。鹿児島市内のライハを予約していた事もあり少々慌ただしく北を目指す。
夕日に染まる開聞岳が美しい。
指宿や枕崎も日程に余裕があれば寄りたかったのだが、またいずれかの機会に。
しかし指宿と書いて「いぶすき」とはなんとも難読である。
日もすっかり落ちた国道を垂水まで走り、フェリーで鹿児島市へと入ることに。
時間も押していたので晩御飯はフェリーの食堂でうどん。
このうどん、コシのある麺としっかりした出汁の組み合わせが良いバランス。
見た目に反して、と言っては大変失礼だが味がよく、良い意味で意外であった。
聞けば垂水フェリーの名物とのこと。
食後には闇夜に浮かぶ桜島を眺めながら鹿児島市に到着。
最終的にライダーハウスに到着したのが20時過ぎ。
同宿の2名と軽く酒盛りをしての就寝となった。
以下グーグルマップ
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