自作チェーンオイラー

バイクパーツ・バイク用品
ロングツーリングの救世主?

ロングなホイールベースとサスストロークで楽々ツアラーなVストさん。
スイングアームが長いのでチェーンのリンク数は116。
コマ数が多いとチェーンのメンテナンスがちょっち面倒。

まあ、マメな性格の人だと問題にならんのでしょうが、
あいにく自分、とっても雑な人間です!キリッ!

清掃サボってチェーンルブを適当に注油。
  →ルブがヘドロのように堆積して清掃がより億劫に
ならばと流動性の高い4ストオイルに切り替えてヘドロの堆積を回避。
  →油膜切れが早いのに頻繁に注油せずにチェーンが錆びる。

というろくでもない事になってました。
そんな過去を表面的に反省し、試験的にチェーンオイラーを設置してみました。

自動注油装置といえば高価なスコットオイラーか、
入手に難のあるTUTOROチェーンオイラーなのですが、
今回は重力式を自作し安価にいこうという作戦。

材料はアクアリウム用品の流用。
黄丸の上方から、二方コックと一方コック、エア調節バルブ。
これらを内径4mmのシリコンチューブで接続しています。
oiler00.jpg

適当な60ccの樹脂ボトルの底に空気穴をあけ、オイルタンクとして倒立に設置。
oiler02.jpg
下流に接続した二方コックの一端をオイルタンクに接続。
もう一端に接続したチューブはオイル充填口として使います。

エア調整バルブでオイル滴下量をコントロールします。
バルブの回転量が視認出来ないので、全閉位置にマーカーで着色。
oiler01.jpg
チューブ類の固定はタイラップとエーモンの配線チューブホルダーを使ってみました。
チューブホルダーのテープは非常に貧弱なので、3Mの屋外用強力両面テープに換装。

エア調整バルブ上流には一方コックを接続し給油のON/OFFを切り替え。
シリコンチューブはスイングアームの側面から下面に回りこませます。
oiler03.jpg
オイラーの先端部品は、最悪チェーンに巻き込まれることを想定し樹脂パイプにしました。
そして脱落しても気が付き易いように、タミヤの蛍光カラーアンテナパイプを使っています。
ラジコンのアンテナを保護するパーツですが、柔軟かつ形状保持が可能です
おそらく耐油性もあります。

スプロケに接触したオイラー先端からオイルが滴下、
スプロケの遠心力でチェーンに到達という仕掛けです。
(写真だとスプロケと接触してませんけどね)
oiler04.jpg
チェーンもスプロケットもオイルでヌメってます。
チェーンオイルにはBOLL社のチェーンソーオイルを入れています。

実はオイラーを設置して既に数カ月使っているのですが、
問題点もあり完成度としては65点といったところです。
oiler05.jpg
例えばチューブに混入した空気がなかなか抜けないとかね。
スイングアームの上下動を逃がすための弛みに空気をかむと厄介で、
オイルが最後まで調子よく抜けなかったり。

まあ、調整バルブをワイドオープンすれば解決するんだけども…
しかし調整バルブをワイドオープンにすると、今度はこうなるわけで…↓
oiler06.jpg
画像を調整して見易くしていますが、
タイヤ側面にオイルが飛散した痕跡がかなりあります。
当然ドライブスプロケット周辺やナンバー裏もベタベタ。

必要最小限な量のオイルが継続的に供給されるのが理想なんだけど、
気温によってもオイルの流動性が変化するわけで、
適宜に最適な流量をコントロールするというのがなかなか難しい。

あとオイルももうちょっと硬い方が良いのだけれど、
硬めでチェーンのシールにも無害なオイルってのがどれかわからん。

もしかしてチェーンが乾かないように少量を継続注油するのではなく、
チェーンが乾きそうなタイミングで多めに注油する。
という断続的運用の方が良いのかも?

コックから微妙にオイルがにじむのも気になる点だけれど、
最大の欠点としてはコックオフを忘れると駐車中もオイルが流れ続けます(笑)

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