ライダーハウス【ライムライト】さんで早朝に不意に目を覚ます。
ふとツイッターを覗くと、フォロワーさんがフェリーで函館に上陸していた。
同じバイクに乗る彼とは、5カ月前に京都の美山で初対面。
遠く離れた北海道で偶然にも同じタイミング同じ町。
これもなにかの縁と、函館朝市での朝食に勧誘。
しばしの会食と相成った。
朝食後はまたしても五稜郭に。
昨日は時間が遅くて出来なかった五稜郭内部の散策。
とはいえ、山城のような高低差もないので散策は案外と短時間で終わってしまった。
ラッキーピエロでゆずシェイクを購入し身体をクールダウン。
ゆずシェイク、シェイクとしては個性的で爽やかさも感じられて良い。
まぁストローに柚子ピールが詰まるのはご愛敬w
一服した後は隣地にある【函館市北洋資料館】へ
エントランスのトドのはく製が見事な出来栄え。
[北洋航海体験室]では油圧?で動揺する部屋で漁船の操舵室を疑似体験。
洋上の缶詰工場として活躍した工船の模型を興味深く拝見。
五稜郭と資料館の見学が終わるころには昼ご飯時に。
ハセストの略称で親しまれているご当地コンビニ【ハセガワストア】へ
ラッキーピエロに続く函館グルメはやはりやきとり弁当がマストでしょう。
実はこれ「やきとり」という名称ですが豚肉の串焼きです。
関西で肉といえば牛。関東で肉といえば豚。
そんな食文化パラドックスに乱入するカオス。
ちなみに室蘭でも「やきとり」は当たり前に豚肉だそう。
この地の焼き鳥屋にて、日本国民の99.5%が想起するところの【焼き鳥】を欲するとき、
固有の呪文「鶏肉の焼き鳥をください」を詠唱する必要があるのだとか。
やきとり弁当を構成する要素は非常にシンプル。
しかしながら味のバランスは完成されたものでした。
冷めてもおいしく食べられるところにも、並々ならぬ企業努力が伺えます。
函館から西へ走り日本海側へ
江差からは日本海追分ソーランラインをひたすら北上します。
乙部町の滝瀬海岸【シラフラ】の造形美はとても印象的。
日が刻々と沈みゆく海岸線を、感傷的な気分で淡々と走ります。
やがて日も完全に沈み、水平線にはいさり日がと。
20時頃になり、積丹半島の西側の付け根にある岩内町に入りました。
かつて新潟の直江津との間にフェリー航路が存在した町です。
セコマで買い出しをしながら、なる近の寝床を探して確保。
なんと贅沢!専有ガレージ付きの宿です。
そうです。禁断のラブホ泊です。もちろんソロです。
大きな風呂、大きな布団。
あゝなんと贅沢なことでせうか。
それなのに何故でせう。
そこはかとなく、なんとはなく、
某は大切な何かを失つた気分になつてしまつたのです。
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